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気仙沼で元気に泳げ

掲載日付 2013/04/07(日)
掲載媒体 神戸新聞
児童ら手作りこいのぼり
7人が色付け 現地にエール
子どもたちがこいのぼりを手作りし、東日本大震災の被災地に届ける
「神戸スイミープロジェクト」が6日、兵庫区西上橘通の「アトリエ・Petata」で
始まった。子どもたちは長さ9㍍の布地に目を書き入れたり、魚のスタンプを
押したりしてこいのぼりを色付けした。
灘区の玩具卸会社などでつくる実行委が主催。初回の昨年は2匹を制作し、
市内4カ所で展示。今年は9匹のこいのぼりを用意し、被災した子どもたちへの
メッセージを書き入れ、宮城県気仙沼市で掲げるという。
Petataには、小学生ら7人が集まり、発砲スチロールで作ったマンボウや
カジキなど思い思いの魚のスタンプで色付け。直径約50㌢の大きな目は、大胆に
筆を走らせて黒く塗っていった。
服や顔を絵の具で汚しながら、夢中で仕上げていく子どもたち。小学4年の
石橋侑晟君(9)=兵庫区=は「こいのぼりがこんなに大きくてびっくり。被災地の
子どもたちにも見てほしい」と笑顔で話した。
プロジェクト名の「スイミー」は、魚が主人公の絵本のタイトルで、協力することの
大切さなどが描かれている。実行委員長の栗須哲秀さん(36)は「多くの子どもたち
の力で被災地にエールを送るとともに、阪神・淡路を知らない世代に神戸が被災した
経験を認識してもらいたい」と話す。
11日以降に市内の小学校で色付けを完成させ、商店街や幼稚園でメッセージを
書き込んでもらう。気仙沼市では、5月4日、5日に掲げる予定。

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